10万円以下で購入できるピストバイクのパイオニア、FUJI FEATHERがBRO...

15年、、いや20年近く前にさかのぼった話をしよう。
SAMURAI、Ollie、BOONなど多くのファッション雑誌が原宿に注目していた。藤原ヒロシさんや大瀧さん率いるT19、その他"裏原"という街のアイコン。
それまではオーバーサイズの服を着て街中をスケートで流す、というのがこの街のストリートを表現する常識だった。しかし、このピストバイクというカルチャーの登場により、その常識は覆ったと言っても過言ではない。
今まで見た事のない細いフレーム、短いハンドル、カラーリング。
ホイールには何かハガキのようなモノが挟まっているし、トリックして遊んでるし。
しかもブレーキ無いじゃん!笑 今ほど映像を見る機会の少なかった時代に、紙面だけであれ衝撃はものすごかった。
早速友達と地元の自転車屋さんへ出向くんだけど、これが無い無い。ピストバイクなんてどこにも売ってない。あるのは本格的レーサーなロードバイクか、街乗り重視のママチャリやクロスバイク。そうじゃないんだ、ボロボロでもあの派手でスタイリッシュなピストバイクという自転車が欲しいんだ。
冒頭の話で20年近くも前と話しましたが、この原宿を起源に(恐らく笑)世はトラックバイク全盛期を迎えます。シングルスピードがマイノリティな時代、概ね競輪で使用された中古フレーム"NJS"をカスタムしたピストが殆ど。
※写真はT19別注KALAVINKA。探しているので持ってたら連絡ください笑
一体どこから仕入れていたのかは分かりませんが、何でもいいからあの人たちが乗ってるNJSフレームをGETしてみたかった。
そこで出会ったのが本日ご紹介するFEATHER。
これを西武新宿のサイクリーさんで見つけたわけだけど、アルバイト後にほぼ毎日通っていたのが懐かしい。
ここに探していた「細身」「シンプル」「シングルギア」の中古フェザーがあったわけで。兎にも角にもこれを即買いして、とにかく色んなカスタムを試した。
時には全バラして塗装したり、謎にアルマイトパーツ中毒になったり、ハンドルを極限まで切ってみたり。スキッドと呼ばれるトリックの練習を狂ったようにしていた想い出もあるし。
緊張して原宿のCARNIVALやW-BASEに行ってみたり、LOOP MAGAZINEが創刊したおかげでメッセンジャーなどのカルチャーも知ることができたし。
ーーそんな愛情と想い出たっぷりのFEATHERを、まさか自分のお店で取り扱う日が来るなんて。ちょっと1人でロマンティックな気持ちになっちゃうのはマジで許して欲しい。笑 冒頭の話がいつにもなく長くなってはしまいましたが、ちゃーんとセールスポイントを抑えて紹介させてもらいます。
COLOR Matte Black / Foggy Forest / Bloody Red / Rotten Tree
SIZE 43cm / 49cm / 52cm / 54cm / 56cm / 58cm

・とにかく完成車で10万円を切るコスパの良さが魅力!

これは言わずもがな。とにかく今も昔も良心的な値段設定が魅力なんです。
鍵とライトを付けても10万円以下で購入できる。ここを遵守してるあたりが、このピストバイクというカルチャーにおいてどれほど大きな功績を残してきたか。このFEATHERがなかったらシングルスピードなんてマジョリティにはならなかった気がする。きっと当時から多くの人がこのFEATHERに跨ってきたことだろう。

・標準搭載のトラックドロップハンドルは未体験の走り心地。

まずはスポーツバイクを楽しんで欲しい。そんな時はドロップバーに限る。
現在の流行りこそフラットバーだし、シングルスピードも多様化される時代になった。様々な組み方はあれど、初めてドロップバーのピストに乗った感動は今でもこの手に覚えている。それまでは自転車なんてほぼママチャリしか乗ってこなかったけど、前傾姿勢で攻めたポジション。軽く街中を流しているだけでも、優越な気分だった。笑 フラットバーやブルホーンも良いけど、まずはこのドロップバーも試してみて欲しい。今までに感じた事、見た事の無い景色が広がっているはず。

・カスタマイズの幅は無限大!

ノーマル完成車でドロップのまま乗ろうよ!と言いながらも、カスタムはしたいですよね。笑 FUJI FEATHERは世に出回っているピストバイクパーツと互換性が高いのも魅力。BROTURESで販売しているパーツであれば殆どカスタマイズ可能。だけど、ハンドルだけはちょっと相談して下さいね!ちょっと独特な規格だし、25.4mmと細いので。車体がコスパ良しなので、カスタムベースとしても人気が出そう。T3カーボンホイールをフロントに入れたり、固定ギアにカスタマイズしたり。

・ファッションを選ばない、オールブラックフィニッシュ。

意外と無いのがココ。今も昔もFEATHERはシンプルなルックスが魅力。
今回写真で掲載しているブラックの完成車は同色のロゴとヘッドパッチのみのデザイン。極限まで無駄を排除するあたり、本当にピストユーザーの気持ちを分かってくれている。これによりファッションを選ばず、シーンを選ばず、使える。
2024年ラインナップのカラーは全て好きだけど、個人的にはRotten Treeとかも大好きなカラーリング。

・サイズバリエーションが豊富なので、老若男女楽しめちゃう。

サイズチャートにも書いてある通り、下は43cm、上は58cmまでをラインナップしています。これって実はなかなか無くて、BROTURESのピストを見渡してみてもLEADER 725TRくらい。
150cmを下回る女性でもいけるし、190cm近くある男性の方も乗れる。
このあたりもユーザー目線で頑張ってくれるFUJIに感謝しかありませんね。
今まで自分の体格に合う自転車がなかったと諦めていた人も、可能性ありますよ!
この5つをまずは"FEATHERのススメ"としてご紹介させてもらいました。
本当に本当に嬉しい、FEATHERがBROTURESにある。胸熱!笑
これから新たにピストバイクを始めてみよう!
新生活の移動はかっこいい自転車で。
FEATHERのおかげで、更にこれから自転車を楽しむ人を増やせる気がする。
FUJIありがとう!FEATHERありがとう!笑
取り扱いはBROTURES原宿店はじめ、横浜店と吉祥寺店で行なっています。
気になる方はお気軽にご相談くださいませ。
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